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私の男

2008年3月29日

Watashinootoko 近親相姦の内容だとわかる題名:「私の男」とタイトル:「おとうさんからは夜の匂いがした なにもかもを奪いあう父と娘」を見たときから読みたいと思っていました。直木賞受賞作というのは最後の一押しでしたが。

内容は2008年6月主人公である花が父親と一緒に婚約者に合うため、雨の銀座で待ち合わせているところからスタートします。花は9歳のときに震災孤児となり心に負っていた傷をさらに大きくしました。そして遠い親戚である淳悟に引き取られますが、淳悟も心に大きな傷を負っていました。心の傷と心の傷を舐めあうように、お互いにそれを差さえ合うように日々を過ごして来ましたが・・・。

2008年6月、2005年11月、2000年7月、2000年1月、1996年3月、1993年7月と話が遡り、視点がその時代で変わります、花・婚約者・淳悟・小町。婚約者は花と淳悟の父子の関係について不思議な者を見るような感じで見ています。花を毛嫌いする小町は淳悟の恋人でしたが、ある時淳悟の心の傷を花が舐めている場面に出くわし、淳悟から離れていきます。

私はこの本はとても好きです。心の傷の舐めあいであろうと、異常な感情であろうと、必要なときにその人が側にいて、他人に迷惑をかけず幸せであれば、いいのではないでしょうか。それとも許されざることなのでしょうか?みんなそんな人を探しているのではないでしょうか。

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